GREETING

ご挨拶

谷桃子先生がプロのバレエダンサーを育成したいと強く願い創立された「谷桃子バレエ団研究所」。
60年という長い年月の中で築き上げられてきた伝統をしっかりと受け継ぎつつ、
2016年に「谷桃子バレエ団附属アカデミー」へと名称を変え、今に至ります。
これまで輩出してきた数多くのプロのバレエダンサーたちは、谷桃子バレエ団をはじめ、世界各地のバレエ団で活躍しております。

本アカデミーに通う小さなお子様には、アカデミックなクラッシックバレエを学ぶ中で、豊かな情操を養い、学びとる力、音楽性や創造性、主体性や協調性を身につけるのと同時に、何より「踊る」楽しみを感じていただきたいと思っております。
プロのダンサーを目指す方には、的確なテクニックを習得できるアカデミックなバレエクラス以外に、パドドゥクラス、ヴァリエーションクラス、解剖学、不定期にコンテンポラリーやキャラクタークラスを学べ、さらにはバレエ団のシニアプリンシパルやプリンシパルダンサーをゲストティーチャーとして迎えたクラスなど、多様なクラスを設けることによりプロのダンサーに必要な表現力をも養っていただきます。

現在、日本のバレエダンサー・教師は、世界的に見ても非常に高いレベルにあります。
本アカデミーは、日本人の骨格にあったトレーニング方法によって、日本人の長所を生かしつつ、世界に通ずるバレエダンサーを育成することを目標に掲げており、そのために皆さん一人ひとりの個性を見極め、それぞれの持つ才能が開花するよう、導いて参ります。

もっとも、バレエを学ぶ方には、踊ること自体の「楽しさ」を感じ、不可能を可能にする「喜び」を覚え、あるいは他者への「感謝」で胸がいっぱいになる、そういったかけがえのない瞬間が待っております。
こうした経験を通して、生徒の皆さんが豊かな感性を身に付け、充実した社会生活を送られることを願ってやみません。
是非私たちと共に、素敵な時間を共有して参りましょう。



アカデミー芸術監督 伊藤範子