【重要なお知らせ】
オンライン配信日の変更について
本日21:00から予定しておりましたオンライン配信は、配信データに不備があり配信日を変更させていただくことになりました。
配信を楽しみにされていたお客様、ご購入を検討されていたお客様には直前のご連絡となり、大変申し訳ございません。
(変更前)動画配信日
2024年3月29日(金) 21:00〜
(変更後)動画配信日
2024年3月31日(日) 20:00〜4月30日(火)19:00
各公演初回はライブ配信、
以降はアーカイブ配信(見逃し配信)として
4月30日(火)19:00までご視聴いただけます。
尚、配信日変更によるチケットの払い戻しは行っておりません。ご了承くださいませ。
お客様には大変ご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。
重ねてお詫び申し上げます。
ご理解いただけますと幸いです。
※システムの都合上、
複数チケット購入による割引はございません。
予めご了承ください。
真実を
見破れるのか
STORY
歴代プリマによって踊り継がれた
“永遠の愛の物語”。
さらなる深化をもって、6年ぶりに上演!
谷桃子バレエ団創立75周年という節目の年の幕開けにあたり、新春公演として『白鳥の湖』全4幕をお届けします。
創設者・谷桃子の代表作の一つであり、私たちが幾世代にもわたって大切に踊り継いできたプロダクションです。
稀代のプリマ・バレリーナとして人気を誇っていた谷が、自らの名を掲げたバレエ団を創設したのは1949年。
『白鳥の湖』は、その後実に6年もの準備期間を経て実現した、谷桃子バレエ団初の古典全幕作品の上演でした。
これは10カ月のフランス留学を終えた谷桃子の帰国記念公演でもあり、彼女の深みを増した演技と、熟慮を重ねてつくり上げられた舞台は大きな話題に。この成功を受けて、翌年には全国巡回公演を実施、谷桃子演じるオデット/オディールが一世を風靡するまでになったのです。
チャイコフスキー音楽、マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ振付による古典の傑作『白鳥の湖』は、世界各地でさまざまな趣向の改訂版が上演されていますが、谷による『白鳥の湖』は、ロシアの流れを汲むスタンダードかつ丁寧な演出で古典バレエの魅力を伝え、多くの人々に愛されてきた作品です。
ヒロインは、悪魔ロットバルトによって白鳥に姿を変えられ、夜の間だけ人間の姿に戻ることができるというオデット姫。ジークフリート王子は、夜の湖畔で彼女に出会い、ひと目で恋に落ちます。彼女を救えるのは“永遠の愛”のみ。
しかし、結婚相手を決める舞踏会で、彼女とそっくりな美女オディールと出会うと、王子は彼女をオデットと間違え、永遠の愛を誓ってしまう──。
豪華ゲストを含む、
3組の主役カップルが登場!
谷桃子バレエ団の歴代プリマたちは、谷の優れた感性によって築かれたその踊りの、独特のニュアンスを受け継ぎながら、それぞれの個性、美点を最大限に活かしたオデット/オディール像を造形してきました。
現芸術監督の髙部尚子もその一人。6年ぶりの上演となる本公演で陣頭指揮をとる髙部は、あらためて師の教えを噛み締めながら、より深みある舞台を実現すべく、リハーサルを重ねています。
3組の主役カップルが競演する今回の舞台では、ゲストとして、2023年新春公演『ドン・キホーテ』で華やかな存在感を示した英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団プリンシパル、平田桃子さんをお迎えします。
三組三様の個性をもって演じられる主役二人の踊りのみならず、幻想的な湖畔の場面におけるコール・ド・バレエ、さまざまな国の踊りが繰り広げられる豪華な舞踏会の場面など、古典ならではの見どころにあふれた作品を、どうぞお楽しみください。
CAST01
キャスト01
2024年1月13日(土)昼公演
12:15開場 / 13:00 開演
AYUMI
NAGAHASHI
永橋あゆみ
TOMOYA
IMAI
今井智也
YUMA
MIKI
三木雄馬
キャリアと表現力が武器。
師の薫陶を胸に、さらなる高みへ──。
永橋あゆみ×今井智也
初日にオデット/オディールを踊るプリンシパルの永橋あゆみは、谷桃子から直接指導を受けた最後の世代の一人。2002年に『白鳥の湖』で主役デビューして以来、その儚げな雰囲気と精緻な踊りで、多くの人々の心を掴んできました。今回は出産、育児で長く舞台を離れていた彼女のバレエ団復帰公演でもあり、体力的には大きなチャレンジではあるものの、その経験ゆえの奥行きある演技が期待されます。ジークフリート王子を演じるのは、やはり谷から直接の指導を受け、数々の舞台で永橋とパートナーを組んできた今井智也。憂いを帯びた気品ある容姿と役者魂、経験に裏打ちされた盤石のサポートで、心に染み入る舞台をお届けします。
オデット姫
オディール
永橋あゆみ
王子ジークフリート
今井智也
ロットバルト
三木雄馬
パ・ド・トロワ
前原愛里佳
石川真悠
吉田邑那
道化
清水豊弘
ニ羽の白鳥
森本悠香
山口緋奈子
四羽の白鳥
前原愛里佳
島亜沙美
圓札茉由
石川真悠
第1幕
-
王子ジークフリート今井智也
-
王妃尾本安代
-
道化清水豊弘
-
ヴォルフガング井上浩二(ゲスト)
-
パ・ド・トロワ前原愛里佳 / 石川真悠 / 吉田邑那
-
ワルツを踊る友人達永井裕美 / 白井成奈 / 手塚歩美 / 奥山あかり / 高谷麗美 / 井藤七菜 / 土井翔也人 / 池澤嘉政 / 昂師吏功 / 飯田嵐 / 安田幹 / 二村康哉
-
村娘達圓札茉由 / 島倉花奈 / 石森さくら / 渡邉桜子 / 野田璃緒 / 奥山紗希子 / 齊藤綾乃 / 新井ひな子
-
村男達菅沼寿一 / 服部響 / 北浦璃大 / 田渕玲央奈 / 中山雄介 / 鈴木謙信
-
コートレディ布施麻衣子
-
弓持ち児玉光希
-
小姓鈴木利沙
-
貴族達川原亜也 / 川瀬美和 / 山田みき / 飛沢由衣
第2・4幕
-
オデット姫永橋あゆみ
-
王子ジークフリート今井智也
-
ロットバルト三木雄馬
-
ニ羽の白鳥森本悠香 / 山口緋奈子
-
四羽の白鳥前原愛里佳 / 島亜沙美 / 圓札茉由 / 石川真悠
-
白鳥達永井裕美 / 北浦児依 / 佐藤舞 / 白井成奈 / 手塚歩美 / 嶌田紗希/ 奥山あかり / 石森さくら / 梶原芽衣 / 大塚アリス / 伊藤百花 / 鈴木菜花 / 山元祥子 / 渡辺咲良
第3幕
-
オディール永橋あゆみ
-
王子ジークフリート今井智也
-
王妃尾本安代
-
ロットバルト三木雄馬
-
道化清水豊弘
-
セレモニー石井潤太郎
-
オデット姫永井裕美
-
花嫁候補達北浦児依 / 白井成奈 / 佐藤舞 / 手塚歩美
-
スペイン古澤可歩子 / 篠塚真愛 / 土井翔也人 / 安田幹
-
イタリア加藤未希 / 田渕玲央奈 / 上北菜摘 / 野田璃緒 / 鈴木利沙 / 新井ひな子
-
ロシア山口緋奈子 / 種井祥子 / 塚田七海
-
ハンガリー山田沙織 / 田村幸弘 / 島亜沙美 / 松尾力滝 / 石川真悠 / 飯田嵐 / 高谷麗美 / 北浦璃大 / 井藤七菜 / 児玉光希
-
ラッパ卒鈴木謙信 / 小原慧悟
-
貴族達川原亜也 / 川瀬美和 / 山田みき / 飛沢由衣
※2024年1月6日時点での情報となります。
※やむを得ない事情でキャストが変更となる場合がございます。
CAST02
キャスト02
2024年1月13日(土)夜公演
16:45開場 / 17:30 開演
MOMOKO
HIRATA
平田桃子 (ゲスト:バーミンガムロイヤルバレエ)
NAOKI
MAKIMURA
牧村直紀
TAKU
SAITO
齊藤拓
英国仕込みのエレガンスとオーラで魅せる、
バーミンガムの名花、再び。
平田桃子×牧村直紀
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のプリンシパルとして数々の舞台に主演している平田桃子さん。前回の『ドン・キホーテ』では、その圧巻のオーラとエネルギーでカンパニー全体を牽引、舞台を成功へと導きました。
その精確なテクニックと美しい佇まいは、まさに気高く美しい姫、オデット役に相応しいもの。パワフルかつ蠱惑的な振る舞いで王子を誘惑するオディールとともに、演劇の国、英国でキャリアを重ねてきた彼女ならではの説得力ある演技で、観る人の心を捉えます。ジークフリートを演じるのは、『ドン・キホーテ』で平田さんとパートナーを組んだ牧村直紀。その舞台で築き上げた息の合った演技と持ち前の身体能力をもって、王子役初挑戦を果たします。
オデット姫
オディール
平田桃子
王子ジークフリート
牧村直紀
ロットバルト
齊藤拓
パ・ド・トロワ
馳麻弥
北浦児依
田村幸弘
道化
松尾力滝
ニ羽の白鳥
森本悠香
山口緋奈子
四羽の白鳥
前原愛里佳
島亜沙美
圓札茉由
石川真悠
第1幕
-
王子ジークフリート牧村直紀
-
王妃尾本安代
-
道化松尾力滝
-
ヴォルフガング井上浩二(ゲスト)
-
パ・ド・トロワ馳麻弥 / 北浦児依 / 田村幸弘
-
ワルツを踊る友人達永井裕美 / 白井成奈 / 手塚歩美 / 奥山あかり / 高谷麗美 / 井藤七菜 / 土井翔也人 / 池澤嘉政 / 昂師吏功 / 飯田嵐 / 安田幹 / 二村康哉
-
村娘達圓札茉由 / 島倉花奈 / 石森さくら / 渡邉桜子 / 野田璃緒 / 奥山紗希子 / 齊藤綾乃 / 新井ひな子
-
村男達菅沼寿一 / 服部響 / 北浦璃大 / 田渕玲央奈 / 中山雄介 / 鈴木謙信
-
コートレディ布施麻衣子
-
弓持ち児玉光希
-
小姓森田風花
-
貴族達川原亜也 / 川瀬美和 / 山田みき / 飛沢由衣
第2・4幕
-
オデット姫平田桃子(ゲスト:バーミンガムロイヤルバレエ)
-
王子ジークフリート牧村直紀
-
ロットバルト齊藤拓
-
ニ羽の白鳥森本悠香 / 山口緋奈子
-
四羽の白鳥前原愛里佳 / 島亜沙美 / 圓札茉由 / 石川真悠
-
白鳥達永井裕美 / 北浦児依 / 佐藤舞 / 白井成奈 / 手塚歩美 / 嶌田紗希/ 奥山あかり / 石森さくら / 梶原芽衣 / 大塚アリス / 伊藤百花 / 鈴木菜花 / 山元祥子 / 渡辺咲良
第3幕
-
オディール平田桃子(ゲスト:バーミンガムロイヤルバレエ)
-
王子ジークフリート牧村直紀
-
王妃尾本安代
-
ロットバルト齊藤拓
-
道化松尾力滝
-
セレモニー石井潤太郎
-
オデット姫大塚アリス
-
花嫁候補達北浦児依 / 白井成奈 / 佐藤舞 / 手塚歩美
-
スペイン古澤可歩子 / 篠塚真愛 / 池澤嘉政 / 昂師吏功
-
イタリア齊藤耀 / 清水豊弘 / 上北菜摘 / 野田璃緒 / 鈴木利沙 / 新井ひな子
-
ロシア山口緋奈子 / 種井祥子 / 塚田七海
-
ハンガリー加藤未希 / 田村幸弘 / 島亜沙美 / 飯田嵐 / 石川真悠 / 安田幹 / 高谷麗美 / 中山雄介 / 井藤七菜 / 二村康哉
-
ラッパ卒鈴木謙信 / 小原慧悟
-
貴族達川原亜也 / 川瀬美和 / 山田みき / 飛沢由衣
※2024年1月6日時点での情報となります。
※やむを得ない事情でキャストが変更となる場合がございます。
CAST03
キャスト03
2024年1月14日(日)昼公演
13:15開場 / 14:00 開演
REN
MORIOKA
森岡恋
TAKAYUKI
MORIWAKI
森脇崇行
TOMOYA
IMAI
今井智也
次代を担う若い二人が、
大役デビューで羽ばたく瞬間。
森岡 恋×森脇崇行
2日目の舞台には、期待のホープが初めての大舞台にのぞみます。オデット/オディールは、2023年春に入団した森岡恋。米国のカンパニーで活躍後、一度バレエから離れるも、踊りへの抑え難い情熱を胸に谷桃子バレエ団へ。生来の可憐な雰囲気に加えて、全身から喜びがあふれ出るような踊りで、どんなデビューを印象づけるのか、熱い視線が向けられます。パートナーは2022年入団の森脇崇行。2023年8月の『くるみ割り人形』で初の王子役を務め、巡回公演におけるダイジェスト版『白鳥の湖』ではすでにジークフリート役を経験。若い感性で、全幕での大役デビューにのぞみます。さらに、初日に王子を踊る今井智也が、この日はロットバルトに初挑戦。さまざまなチャレンジが交錯する最終日です。
オデット姫
オディール
森岡恋
王子ジークフリート
森脇崇行
ロットバルト
今井智也
パ・ド・トロワ
永倉凜
大塚アリス
昂師吏功
道化
児玉光希
ニ羽の白鳥
山口緋奈子
巻田恵瑠
四羽の白鳥
前原愛里佳
島亜沙美
圓札茉由
石川真悠
第1幕
-
王子ジークフリート森脇崇行
-
王妃日原永美子
-
道化児玉光希
-
ヴォルフガング井上浩二(ゲスト)
-
パ・ド・トロワ永倉凜 / 大塚アリス / 昂師吏功
-
ワルツを踊る友人達白井成奈 / 佐藤愛菜 / 久富礼子 / 齊藤綾乃 / 髙橋夏海 / 武田空 / 吉田邑那 / 土井翔也人 / 池澤嘉政 / 飯田嵐 / 安田幹 / 二村康哉
-
村娘達島倉花奈 / 野田璃緒 / 大貫千尋 / 種村香音 / 森田風花 / 奥山紗希子 / 新井ひな子 / 大黒秀香
-
村男達服部響 / 松尾力滝 / 北浦璃大 / 田渕玲央奈 / 中山雄介 / 鈴木謙信
-
コートレディ布施麻衣子
-
弓持ち清水豊弘
-
小姓鈴木利沙
-
貴族達松村優子 / 山田みき / 飛沢由衣 / 生武絢
第2・4幕
-
オデット姫森岡恋
-
王子ジークフリート森脇崇行
-
ロットバルト今井智也
-
ニ羽の白鳥山口緋奈子 / 巻田恵瑠
-
四羽の白鳥前原愛里佳 / 島亜沙美 / 圓札茉由 / 石川真悠
-
白鳥達永井裕美 / 北浦児依 / 佐藤舞 / 白井成奈 / 手塚歩美 / 嶌田紗希/ 奥山あかり / 石森さくら / 梶原芽衣 / 大塚アリス / 伊藤百花 / 鈴木菜花 / 山元祥子 / 渡辺咲良
第3幕
-
オディール森岡恋
-
王子ジークフリート森脇崇行
-
王妃日原永美子
-
ロットバルト今井智也
-
道化児玉光希
-
セレモニー石井潤太郎
-
オデット姫前原愛里佳
-
花嫁候補達渡邉桜子 / 村上桜子 / 鈴木菜花 / 渡辺咲良
-
スペイン今西由記 / 川名佑芽 / 土井翔也人 / 安田幹
-
イタリア鈴木利沙 / 北浦璃大 / 森田風花 / 小林杏奈 / 佐生さくら / 若松祐花
-
ロシア山元祥子 / 渡部栞 / 生武絢
-
ハンガリー高谷麗美 / 田村幸弘 / 久富礼子 / 飯田嵐 / 近藤璃李子 / 池澤嘉政 / 篠原礼奈 / 中山雄介 / 倉田美帆 / 二村康哉
-
ラッパ卒鈴木謙信 / 小原慧悟
-
貴族達松村優子 / 山田みき / 飛沢由衣 / 前川祐実
※2024年1月6日時点での情報となります。
※やむを得ない事情でキャストが変更となる場合がございます。
SYNOPSIS
あらすじ
SWAN
LAKE
第一幕
お城の庭園で、王子ジークフリードの成人を祝う盛大な宴が開かれている。
家庭教師のヴォルフガングを始め、王子を慕う道化や王子の友人達、村の娘や若者も集まり、祝杯を酌み交わしているところに、王子の母親である王妃が突然現れて場は騒然となる。
この我は王妃には内緒で、開かれていたのだ。王妃は、分け隔てなく人と接して村人まで城内に人れてしまう王子を心配していた。
成人式を迎えた王子に、明日行われる舞踏会の席に花嫁候補を呼んであるので、その中から妃を選び結婚をするように言い渡す。
驚いた王子はヴォルフガングに助け船を求めるが、とりあえず承諾するように諭され、頷くしかなかった。
王を亡くした王妃は、早く王子に後を継いで欲しいと考えていた。
成人の祝いに弓をプレゼントして、王妃はその場を去る。
夕刻になり、みんな帰って行ったあと一人残った王子は、物思いに沈む。
その時一羽の美しい白鳥が空へ飛んで行くのを見つけた王子は、王妃からプレゼントされたばかりの弓を手に取り、白鳥の後を追って行く。
第二幕
白鳥を追って来た王子は、深い森の湖畔へと辿り着く。
そこは、悪魔ロットバルトが支配している場所で、大勢の娘達がロットバルトの魔力によって白鳥の姿に変えられていた。
娘達は、昼間は白鳥の姿に、夜の間だけは人間の姿に戻る事が許されていた。
王子が追って来た白烏は、その中でもひときわ美しいオデットという娘で、まさに王子が弓を射ろうとした瞬間、湖畔に降り立ち、人間に姿を変える。
驚いた王子に、オデットは自分がある国の姫であること、娘達は城の者達であることを説明し、どうか私達を弓で射らないでほしいと懇願する。
王子が弓で射らないことを約束すると、最初は警戒していたオデット達も次第に心を開いていき、王子に身の上話をするようになる。
ロットバルトの魔法の呪いを解く方法はただひとつ、一度も愛を誓った事のない男性が、姫に永辿の愛を誓う事なのだという。
美しいオデット姫に次第に惹かれていった王子は、明日の舞踏会にオデット姫を招待し、王妃達の前で永遠の愛を誓うことを約束する。
夜が明けて、ロットバルトによって白烏に姿を変えられたオデット姫が再び飛び立って行く姿をいつまでも目で追う王子。
第三幕
お城の大広間で行われる大舞踏会。
花嫁候補として、スペイン、イタリア、ロシア、ハンガリーから、姫達がそれぞれの国の者を従えてやってくる。
王妃よりも一足遅く広間に現れた王子は、オデットのことを想うあまり、各国の姫達の踊りも目に入らず、一緒に踊っても心ここに在らずである。
王妃が結婚相手を選ぶように促すが、王子は誰も選ぶ事が出来ない。
そこへ、悪魔ロットバルトがオデットそっくりの自分の娘オディールを連れてやってくる。
各国からの客人達の踊りが披露される中、ロットバルトの魔力によりオディールをオデットと思い込んでしまった王子は、誘われるままにオディールと踊り続ける。
ロットバルトの策略を知らせようと、遅れてやって来たオデットが窓から王子に呼びかけるが、ロットバルトに気付かれて追い払われてしまう。
舞踏会が最高潮に達した時、王子はオディールをオデットだと思い込んだまま王妃に紹介し、ロットバルトに促されるままに永遠の愛を誓ってしまう。
その瞬間大きな雷が鳴り響き、ロットバルトとオディールは高笑いと共にその場から姿を消す。
窓の外には嘆き悲しむオデットが浮かび上がる。
全てはロットバルトの策略通り、もう取り戻す事が出来ない自分の過ちにもがき苦しみながら、王妃や道化が止めるのも聞かず王子は城を飛び出し、オデットを追って行く。
第四幕
深い森の湖畔。白鳥の娘達はいなくなったオデットを心配して待ちわびている。
そこへ打ちひしがれたオデットが戻ってきて、城で起こった出来事を全て話し、もう二度と呪いが解ける事はないと泣き崩れる。
死ぬしか道はないと湖に身を投げようとするオデットを白鳥達は必死に止めようとするが、娘達もなす術がないことを悟っていた。
落雷と共にロットバルトが現れ、追い討ちをかけるように更にオデットを痛めつけようとする。
そこへ必死に追いかけて来た王子がついに湖畔に到着し、倒れているオデットを見つけ、抱き起こし、許しを乞う。
絶望感の中、オデットは王子を許すが、執拗に追い続けるロットバルトについにオデットは湖に身を投げる。
ロットバルトと戦い続けた王子であったが、最後は天に向かって心からの永遠の愛の誓いをたてながら、オデットのあとを追って身を投げる。
その時、ロットバルトの魔力がついに崩壊する。
死ぬ事により永遠の愛を証明した二人が、悪魔に勝ったのだ。
残された娘達が最後の力を振り絞り、悪魔を断末魔へと追い込んで行く。
荒れ狂う時間が嘘のように過ぎ去り、朝日が昇る頃、永遠に結ばれたニ人が昇天していく。
ABOUT
舞台について
HISAKO
TAKABE
芸術監督 髙部 尚子
2024年は谷桃子バレエ団創立75周年の節目の年になりますが、その新春公演に『白鳥の湖』を選ばれた理由を聞かせてください。
谷桃子バレエ団で最も多く上演されてきた作品です。谷先生の代名詞として知られているのは『ジゼル』ですが、『白鳥の湖』も彼女のキャリアにおける極めて重要な作品といえます。私たちが上演している『白鳥の湖』はバレエ団創設の6年後、1955年に初演されたプロダクションで、谷先生がご自身のバレエ団で最初に取り組んだ、本格的な古典全幕バレエでした。
谷桃子版『白鳥の湖』の特徴は、どんなところにあると思いますか。
純潔で純粋な美をたたえる白鳥=オデットと、邪悪で蠱惑的な黒鳥=オディールの対比、その中で翻弄され、真実を見失いそうになる王子のドラマ──マリウス・プティパ、レフ・イワーノフの流れを受け継いだ、スタンダードな『白鳥の湖』ではありますが、そこに谷先生のパーソナリティーが反映された、独特の美しさにあふれた『白鳥の湖』だといえるのではないでしょうか。
今回主役カップルを演じる3組のダンサーたちについて教えてください。
初日の昼公演を踊る永橋あゆみと今井智也は、谷先生のご指導を直接受けた最後の世代。永橋さんは出産、育児休暇を経ての復帰です。長く一緒に踊ってきた二人のパートナリングがどのように舞台を高めていくか、ぜひ注目していただきたいですね。今井くんは翌日の公演にも登場、初のロットバルト役で出演します。本人たっての希望で実現する二役演じ分けは、彼にとって大きなチャレンジとなります。
初日夜公演は、2023年の新春公演『ドン・キホーテ』に客演、エネルギッシュな演技で魅せてくださった英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団プリンシパルの平田桃子さんを再びお迎えし、『ドン・キホーテ』でもパートナーを組んだ牧村直紀に王子を踊ってもらいます。牧村くんはこれが初めての王子役となります。
2日目は、私がどうしても実現させたかった新人公演で、若手の森岡恋と森脇崇行を抜擢しました。フレッシュで勢いある二人のデビューです。
三組それぞれの『白鳥の湖』を、ぜひお楽しみいただければと思います。
SCHEDULE
スケジュール
- 2024年1月13日(土) 昼公演
12:15開場 / 13:00 開演 - 2024年1月13日(土) 夜公演
16:45開場 / 17:30 開演 - 2024年1月14日(日) 昼公演
13:15開場 / 14:00 開演
TICKET
チケット
こども・学生割引 1席につき1,000割引!
※ 3〜24歳(大学生)までの1,000円割引にてチケット購入が可能です。
※ 公演当日は必ず健康保険証または学生証など身分証明書を忘れないようにご持参ください。
※ 子供割引をご利用の場合は、ご入場時に年齢の分かる身分証をご提示いただきます。
こども・学生割引
1席につき1,000割引!
※ 3〜24歳(大学生)までの1,000円割引にてチケット購入が可能です。
※ 公演当日は必ず健康保険証または学生証など身分証明書を忘れないようにご持参ください。
※ 子供割引をご利用の場合は、ご入場時に年齢の分かる身分証をご提示いただきます。
こども・学生割引
1席につき1,000割引!
※ 3〜24歳(大学生)までの1,000円割引にてチケット購入が可能です。
※ 公演当日は必ず健康保険証または学生証など身分証明書を忘れないようにご持参ください。
※ 子供割引をご利用の場合は、ご入場時に年齢の分かる身分証をご提示いただきます。
こども・学生割引
1席につき1,000割引!
※ 3〜24歳(大学生)までの1,000円割引にてチケット購入が可能です。
※ 公演当日は必ず健康保険証または学生証など身分証明書を忘れないようにご持参ください。
※ 子供割引をご利用の場合は、ご入場時に年齢の分かる身分証をご提示いただきます。
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新ドキュメンタリーシリーズ
FAQ
よくあるご質問
-
Q.
バレエを観たことがないのですが解説はありますか?
A.
音声ガイド(有料)をご用意しておりますので初めての方にも解説を聴きながら公演をお楽しみいただくことができますのでぜひご利用ください
-
Q.
公演当日、会場で出演者宛のプレゼントを預けたいのですが可能でしょうか?
A.
ありがとうございます。
プレゼント受付窓口にてお預かりいたします。 -
Q.
祝花を出したいのですが、可能でしょうか?
A.
ありがとうございます。
会場にてお受けする事が可能です。 -
Q.
プログラムの販売はありますか?
A.
はい、ございます。75周年の特別なプログラムをご準備しております。
ぜひ会場にてお買い求めください。 -
Q.
クロークはありますか?
A.
はい、ご準備がございます。
-
Q.
子供用の高さ調節クッションはありますか?
A.
はい、ご用意がございます。ですが数に限りがございまして先着順となっております。
ご依頼はクロークまでお願いいたします。 -
Q.
出演ダンサーへのファンレターを渡したいのですが直接渡せますか?
A.
大変申し訳ございませんが、直接お渡しいただくことができません。
その代わりに、エントランスにファンレターボックスをご用意しておりますので、そちらに投函をお願いいたします。
ACCESS
アクセス
東京文化会館 大ホール
〒110-8716 東京都台東区上野公園5-45